おしらせ報告

【報告】イベントレポート・TOHOKU Sake Forum 2011

2011/07/21
投稿者:mari

7/3千代田区で行われた TOHOKU Sake Forum 2011へ行ってきました。
秋田の蔵元集団NEXT5が中心となり、東北6県30の酒蔵が一堂に集まった被災地支援イベントです。
震災による直接的な被害だけでなく、様々な要因から厳しい状況化にある東北の酒蔵。
蔵元から直接現状について伺ったりまた各方面の専門家を交えたトークセッションに参加したり
日本酒を通して様々な角度より東北のこれからを考えることができる、充実した内容のシンポジウムでした。

 

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わたしは二部制の第二部に参加させていただきましたが、二部は福島の蔵元による震災レポート・そして岩手、宮城、福島の酒蔵より各蔵一押し銘柄のテイスティングがありました。
まずは震災レポートがおこなわれているスペースへ。
会場に入りきらないくらい沢山の方が、真剣に聞き入っていました。
レポートしてくださったのは以下酒蔵より6名の蔵元。
玄葉本店〈船引〉、鈴木酒造店〈浪江〉高橋庄作酒造店〈会津若松〉

国権酒造〈南会津〉、夢心酒造〈喜多方〉、曙酒造〈会津坂下町〉

 

それぞれに被害状況や今年の仕込みについてお話下さいました。
今年は原発事故の影響もありとにかくお米にどう左右されるかかが焦点です。
ただ、皆さんもちろん前向きでいらっしゃって、水も問題ないので過剰な心配はしていないとのこと。
海外への輸出へも、そこまでの影響はないとのことで安心しました。
あとはわたしたち消費者側が現在多方面で行われている「東北支援」を

一過性のもので終わらせないことが重要ですね。復興や再建への道のりは長い時間を要します。

 

途中、特に震災被害の大きかった浪江は請戸地区の酒蔵「鈴木酒造」の鈴木さんが
津波の被害をスライドで紹介してくださいました。
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報道されていない浪江の姿を見ることが出来て、改めて被害の大きさに愕然としました。
一時帰宅の際に撮影された写真。酒蔵も見る影もない状態でしたが、近所のみなさんが流された(割れていない)酒瓶を一カ所に集めて置いておいてくれたというエピソードが印象的でした。
震災後、一度は酒造りも諦めるしかないと思ったそうですが、たくさんの方の応援により
今別の場所を借り再び「磐城壽」をつくれるように動き出しているそうです。
東北の蔵元も皆、とにかく磐城壽の復活を心待ちにし希望に感じていると
主催の秋田の蔵元の方が教えてくれました。

 

後日談ですが、本日調べたところ鈴木酒造店の復活が福島民友で報じられていました!
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9864585&newsMode=article
とても嬉しいニュースです。
ちなみに、日経ビジネスオンラインでも鈴木酒造の再建について4月にとりあげていたようです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110421/219540/

 

レポ戻りまして、テイスティングコーナーでは贅沢にも岩手宮城福島3県の日本酒が味わえます。
福島からは
•玄葉本店…あぶくま
•鈴木酒造店…(磐城壽)
•高橋庄作酒造店…会津娘
国権酒造…國権
夢心酒造…奈良萬
曙酒造…天明
が用意されており、呑み比べたりしながら美味しいお酒を満喫させていただきました。

 

※余談ですが、曙酒造さんのsnow dropという甘いヨーグルトリキュールが別腹で美味しかったです。女性向けで個人的にツボでした。
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福島のお酒を意識して呑む機会なんて、今まであまりなかったかもしれない。
でも今回このイベントに参加して、お酒には作り手の精魂がこめられていることを実感しました。
地元の水やお米、受け継がれている伝統を感じながら、今後も積極的に地酒を味わいたいものです。