おしらせ復興へ

【復興へ】水俣の経験を福島・いわきで生かす

2012/05/28
投稿者:なー

震災後、復興に向け徐々に前進している東北の中で、その歩みが遅れている福島。

唯一、原発や放射能の問題を抱える福島が今後どのように前へ進んで行くべきか、
そのヒントを得るために、いわき市のNPO法人とボランティア団体メンバーが
熊本県水俣市のスタディーツアーに参加しました。 

 

水俣スタディーツアー

熊本県のNPO法人、環不知火プランニング企画による教育旅行。
水俣病の教訓を活かし、地域の方々の案内で水俣の歴史や環境、
人権、地域づくりについて学習する研修プログラム。

 

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水俣は、水銀汚染の公害により、水俣病患者の方はもとより、地域社会的にも様々な
被害や差別を受けてきました(50年も前に風評被害を経験していることになります)。

しかし現在、水俣市は水俣病などの苦難の歴史を乗り越えるべく、
『環境・健康・福祉を大切にする産業文化都市』をキャッチフレーズとし、
市民・企業・行政が高い意識を持って環境モデル都市づくりを進めており、
持続可能な資源循環型社会の構築を目指した取り組みは全国的にも高く評価されています。

自然が豊かで漁業が盛んないわき市は、水俣市との共通点も多く、水俣の取り組みを
モデルとし発展させて行くのに最適な地域と言えるかもしれません。 

 

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今回この研修に参加し、いわき市中央台高久の仮設住宅に住む方々の支援と地域交流を中心に
活動しているボランティア団体「あしたげんきになあれプロジェクト」の代表、赤池さんは
今回の研修で、今後の支援活動に繋がるヒントやきっかけをたくさんもらった、
水俣で使われる「もやい直し」という言葉に心を打たれた、と話してくれました。

船と船をつなぎ合わせるという意味の「もやう」から発展させた造語で、
「ばらばらになってしまった心と、人との絆、自然をもう一度繋ぎ合わせるため、
水俣病に正面から向き合い、話し合い、みんなで新しい水俣をつくっていこう」
という決意の合い言葉。

福島が復興を遂げるために今、最も必要なのは「もやい直し」の意識かもしれません。

 

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参考:あしたげんきになあれプロジェクトブログ

参考:環不知火プランニングブログ